老人ホームで仕事をする際に心がけること

老人ホームで介護の仕事をする場合、そこに入所している人やその家族に対して明るく接することが大切です。老人ホームを利用している人の家族の中には、施設を利用することになった家族に対して、申し訳ない気持ちを抱いている人も少なくありません。できれば自分で面倒をみてあげたかったと思っている人もいるでしょう。ですから、スタッフの雰囲気が暗いと「この施設で大丈夫かな?」「他の施設にしたほうが良かったかもしれない」と不安を抱いてしまいかねないからです。

しかし、老人ホームで過ごしている家族が楽しく過ごしている姿を見れば、家族は安心するでしょう。ですから、スタッフが笑顔を絶やさず、明るく利用者に接していると「1人で家にいるよりも、ここにいたほうが安心だ」「施設を利用することにして良かった」と思ってもらいやすくなります。それに、スタッフが楽しそうに働いていると、老人ホームを利用している人も、心を開いてくれるかもしれません。笑顔で応対してくれるスタッフは、不機嫌そうなスタッフよりも話しかけやすいので、「この人なら安心して介護してもらえる」と、信頼してくれるでしょう。

ですから、老人ホームで働くときには、仕事上で辛いことがあっても、それを表情にださないようにすることが大切です。そして、入所者だけでなく、同僚や老人ホームに訪れる入所者の家族にも、積極的に「おはようございます」「こんにちは」と挨拶をしましょう。また、話すときは、声のトーンを上げて話したり、相手の目を見て会話したりすることもポイントです。