入所型施設を選ぶときのコツ

入所型の施設には、特別養護老人ホームや有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどがあります。特別養護老人ホームは、要介護3以上でないと入所できないという基準があり、入所までの待機期間が長いのが特徴です。一方、有料老人ホームは、介護サービスや食事など、目的に合わせて選ぶことができます。特別養護老人ホームよりは費用は高くなりますが、入所までの待機期間は短いようです。

それから、サービス付き高齢者向け住宅は、介護レベルが高くない方で、自由度が高い生活を求める方のための施設です。また、グループホームは認知症に特化した地域密着型の施設で、お住まいの地域住民が入所対象になります。ただし、介護度が高く、医療処理が必要な方の入所は厳しくなっています。

このように、入所型施設には色々なタイプがあるので、選ぶときの基準は人によって異なります。しかし、立地条件とサービス内容を中心に選ぶ方が多いようです。ですから、優先したいことを書き出したり、気になる施設の特徴や提供しているサービスをよく調べたりして、入所される方の介護レベルに合った施設を選びましょう。

なお、その際に口コミやホームページを参考にすると思いますが、可能なら実際に見学して、施設の雰囲気やサービス内容を確かめることをおすすめします。気になる施設を3箇所程度ピックアップし、それぞれを訪問して、メリットやデメリットを比較すると良いでしょう。